物議をかもしてる(らしい)回りきって転倒と回転不足による転倒の得点の違い。
回りきって転倒の場合、Deductionsのが1点減点とGOEの減点はされますが、試みたジャンプの基礎点が付きます。
回転不足による転倒の場合は、基礎点もダウングレードされます。
ジャンプはとにかく転ばないのが肝要、転倒は有無を言わさず失敗ジャンプという意見もありますね。
回りきって転倒の場合、Deductionsのが1点減点とGOEの減点はされるが、試みたジャンプの基礎点が付くというのは、転倒で減点、見栄えが悪いからGOEで減点、でも4回転という技として成立してるから認定しますよ、基礎点フルに付けますってことだと思います。
例えば回転不足の両足着氷だった場合、転んでないからDeductionsの減点はなし、見栄えが悪いからGOEで減点して、さて4回転という技として認定していいか?となったら、4回回ってなかったら4回転じゃない、って思いませんか?だから基礎点が減点される。
どちらも理屈としては実に理に適ってると思うんですが。
とにかくなにがなんでも転ばなきゃいいってことになったら、最初から回転不足両足着氷狙いとか、苦手な技、高難度な技は、はなから回避ってことになりませんか?
技術の進歩が停滞しちゃいますよ。
そういえばループを跳ばない元選手がいたなーーーーーー。
物議をかもしてる羽生結弦選手の中国杯FSのジャンプのまとめページを作りました。見てるだけで痛々しいですが。。。
⇒Yuzuru Hanyu - Jumps - ISU GP Lexus Cup of China 2014
転倒したジャンプの着氷の様子を見てみると、回りきって着氷してから体勢を保持できずに転んでいるジャンプが多いと思いました。
回転不足でグリってバランスを崩したようには見えません。
単独フリップまでが前半で、以降が1.1倍になる後半です。コンビネーションはどちらも後半で跳んで成功しています。
PCSに関しては、私はまだニワカなので言及は控えますが、回転不足に関しては見逃しがされているとは思いません。
あくまで個人的な心証ですが。
2011年全日本FS
2012年グランプリファイナルFS
2012年四大陸
※ただし、高橋選手の転倒4Tは、上2つは回転不足を取られてません。
得点は
4T 10.30 -3.00 ←羽生選手中国杯
4T 10.30 -3.00 ←高橋選手全日本(伝説のフリー3転倒で優勝)
4T 10.30 -2.70 ←高橋選手GPF
4T< 7.20 -3.00 ←高橋選手四大陸
回転不足を取るべきなのは?
一目瞭然。
あと、跳んだだけで着氷してないという意見がありますが、跳び上がっただけで着氷してないジャンプというのは、こういうのをいうのでは?
着氷動作がなく転倒というより落下。
とても分かりやすい例なので使用させてもらいました。